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今日から数回連載します。とは言うものの『書斎の窓』(有斐閣)からの孫引きです。「岩手県川井村――連鎖的な特産物開発と市場展開」(関 満博)より。 岩手県中央部を南北に走る北上山地の中心部に位置する川井村は総面積約564平方キロ。面積では全国第四位。急峻な山間地域で、土地利用も難しい。JR山田線か高速バスを利用しても、盛岡へは一時間二十分、宮古へは四十分かかる。 1955年には人口は1万人を超えていたが、木材産業の衰退で激減、2000年には3761人。最近も人口減少が続いており、中山間地域の一つの典型である。 ▲林業の衰退と公共投資への依存 人口の急減には基幹産業である木材産業の衰微の影響が強い。この間、高齢者比率(65歳以上人口比率)の増加も著しく、60年の5.3%から80年には高齢者社会と言われる14%、2000年には29.2%と岩手県第一位。 広大な面積の森林を抱えながら、98年の第一次産業の比率は7.5%。しかも、22.3%の85年に比べ、この13年間で生産額は半分以下に低下。日本の森林は産業の対象というより国土保全などで議論される対象に変化した。 この間、建設業が劇的に増加した。85年には生産額9.5億円、98年には20億円と二倍強にふくらみ、村内最大の産業に成長した。(続く) |
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