徒然想

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<<   作成日時 : 2008/08/18 09:15   >>

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 僕が子供も頃、川でハヨやウグイなどを捕って遊んだが、竹モジを一晩川底に仕掛けておくと、ドジョウがよく捕れた。捕れたからといって、食した訳ではない。食するのはアユ、ウナギぐらいのもので、他の魚は捕って遊ぶだけだった。
 ところで、童謡「どんぐりころころ」の歌詞に出てくるドジョウは、水面で空気を飲み込んでは肛門から出すという動作を繰り返しながら、くねくねと動く。見ようによってはかなり変だ。それが「坊ちゃん、いっしょに遊びましょ」と言って池から出て来るというのは、少し異常感覚なのではないかとも思われる。無邪気な童謡の歌詞に、何故ドジョウが、という疑問が湧いてくる。
 だが、この歌ができた頃(大正10年=1921年)には、ドジョウがまだ日本中のいたるところに居て、小川や水田で捕れる貴重なタンパク源、スタミナ源だったに違いない。田圃で子供がドジョウすくいをするのは、日常茶飯のことだったのであろう。そうであったからこそ、身をくねらせ踊り戯れているようなドジョウの愛敬のある顔と、ドングリの組み合わせも、自然に思えてきたのであろう。
 時代が変わって、今やドジョウの姿を殆ど見ない。生態系が変わった。変わらせたのは人間である。柳川鍋で好んで食べられるドジョウも養殖であろう。自然では捕れないようにしておいて、食べたいからといって、養殖する、人間のしたい放題である。こうして環境が汚染されていったのである。
 今の子供は「どんぐりころころ・・・坊ちゃん、いっしょに遊びましょ」と歌うのであろうか。

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